仕事のやりがい

Vol.0012014.10
「患者さんの痛みの改善やADL拡大、
仕事復帰ができて感じているやりがい」
職種:
理学療法士
勤続年数:
6年

・患者名:N さん(74歳・女性)

・疾患名:左化膿性膝関節炎

・既往歴:左変形性膝関節症

Nさんは、左変形性膝関節症を患っていて、定期的にかかりつけの病院で治療を行っていましたが、不幸にも関節注射を実施した際に感染症を発症。他病院で鏡視下洗浄でブリードマンの治療を行いました。感染症は完治しましたが荷重時痛が出現し、前院でのリハビリでは改善がなく、ADLに支障をきたした状態で早期の退院を言い渡されました。そんな状況の中、リハビリの評判が良いということで当院に転院となりました。Nさんは、理容業を営んでおり、職場のみならず介護施設での散髪も行っていました。立ち仕事とともに、バイクで施設へ移動していたため、左下肢荷重時痛の改善は、本人にとって必須の条件です。担当となった私は、理学療法士としてできる限りの徒手療法を提供しました。結果、前院では改善されなかった痛みの改善、仕事を行える下肢支持性の獲得を早期に提供する事ができました。他病院のリハビリで獲得できなかった痛みの改善やADL拡大・仕事復帰をリハビリに力を入れている当院でじっくり関われたからこそ提供できたことで、やりがいを感じました。