以前は透析クリニックの院内薬局で薬剤補助の仕事をしており、患者さんとの関わりは朝と夕方「おはようございます」や「お疲れ様でした」と声を掛ける程度でした。

しばらくして業務中に東日本大震災が起こり、パニックに陥る患者さんに対し「大丈夫ですよ」と励ます事しか出来ない自分を不甲斐なく思い、「看護師になって患者さんの力になりたい」と准看護師学校に入学し、資格を取得しました。

看護師として入職はしましたが、思い描いていた様なスムーズな介助など到底難しく、反省の日々でした。リハビリスタッフやケアスタッフから学んだ事もたくさんありました。

2年と少し経つ中で患者さんから「ありがとうね、看護師さん。また呼んだら来てくれる？」と言われる事もあり、嬉しくもあり、とても励みになっています。

まだまだ全介助をする患者さんへの関わりは難しい事もありますが、初心を忘れず、何故看護師になろうと決めたのかを胸に刻んで、真摯に患者さんと向き合っていきたいと思います。