仕事のやりがい

Vol.1162025.01
「実習指導者講習会を終えて」
職種:
看護師
勤続年数:
7年10ヶ月

私は現在、地域包括ケア病棟に勤務し6年目になります。これまで学生と関わる機会がありましたがスタッフの一人としての関わりでした。学生と関わる中で臨床実習環境は自分の臨床実習をしていた頃とは大きく変化していると日々感じています。特にコロナ禍でオンライン授業や校内実習への切り替わり、実習時間の短縮など患者さんと直接的な関わりが持てず実習を終えてしまっていると感じていました。また、学生の育った環境や学校教育が変化しているか分からないまま学生と接していたのが現状でした。今回、実習指導者講習会を受講する機会を頂きました。講習会を受け、基本的な事ではありますが、学生の実習環境を整える事が大切であると実感しました。まず、学生が実習達成に向かうために指導者は実習要項を熟読する事で実習の目的・目標を十分理解し病棟スタッフと情報共有を行い協働し病棟全体で学生と関わっていく事が重要である事を学びました。また、学生の指導場面で一番大切だと感じた事は学生に対し「看護とは何か」、「患者さんにどのような看護を提供したいのか」といった自分の看護観が実習指導の場でも多く表現されることを学ぶことが出来ました。日々患者さんと関わる際には広い視野を持ち自らの看護観を振り返り、今後の学生指導や後輩の育成に生かしていきたいと思います。