仕事のやりがい
Vol.0382018.01
- 「メンタル面をフォローすることで
前向きなリハビリが進められる」 -
職種:
理学療法士勤続年数:
9年 -
H氏 80代 女性
病名:左大腿骨転子部骨折術後
本症例は、同年7月に転倒により左大腿骨転子部骨折を受傷した。過去には右側の大腿骨頚部骨折を受傷しており、今回の転倒で、両側股関節の手術を行ったことになる。左下肢の痛みが残存し、なかなか荷重をかけることが難しい状態ではあるが、持ち前の元気と明るさで、リハビリに意欲的に取り組んでいる。入院から数週間で、歩行器歩行が可能となるまで回復し、トイレの使用も進めることが出来ている。本症例と関わる中で、良くなろうとする気持ちが非常に重要であると改めて考えさせられる。退院に向けた明確な目標を患者自身が持つことで、リハビリの進捗が大幅に変わってくる為、PTとして的確な運動指示が必要となる。また、気持ちの面でもしっかりフォローすることで、良い信頼関係が生まれ、前向きなリハビリを進めることが出来る。患者の人生を左右するリハビリテーション職員として働けることにやりがいを感じている。