仕事のやりがい

Vol.0482018.12
「訪問看護に携わって」
職種:
看護師
勤続年数:
5年

私は、いわき湯本病院に就職して病棟業務に従事してきました。今年6月訪問看護(管理者)に異動になりうれしい出来事がありました。

病棟勤務中に入院していた患者さんが、自宅で好きなものを食べ、趣味を楽しみ、ご家族と談笑する姿を見られたことです。

「おうちに帰れて良かったですね。頑張りましたね。」と声をかけると、「看護婦さん達にもうんと世話になったね。だけど、俺も頑張ったんだ。」と患者さんはおっしゃいました。

患者さんが自宅で生活するまでに回復し、仲間の方たちとカラオケを楽しむお手伝いが少しでもできたことが、私には大きな喜びでした。患者さんからは、自己決定を支える事の大切さを学ばせていただきました。在宅では、生活環境や介護者の問題等で、本当に自宅で生活することがベストの選択なのかと考えさせられる事例もあります。

しかし、困難ではあっても、患者さんやご家族の選択を支えることは私たちのやりがいにつながっています。生活を支える視点、人としての尊厳を守る事の大切さをかみしめ「いのち、くらし、尊厳をまもり支える看護」を今後も実践していきたいと思います。