仕事のやりがい
Vol.0492019.01
- 「やりたい作業に着目することで、
喜びを共有できる仕事」 -
職種:
作業療法士勤続年数:
2年 -
いわき湯本病院で作業療法士として勤務させていただき2年目となりました。作業療法士という、人の生活に関わる責任とやりがいの両面を感じながらここ最近、作業療法士として「人それぞれの作業」についてよく考えております。
入院された80歳代の患者さん(以下Aさん)を担当させていただいたときのことです。
歩行訓練、ADL動作訓練等を行っており、心身機能も病前の状態に近づいてきた頃、Aさんから「編み物がやりたい。」と訴えてきました。編み物をやっているAさんの表情はとてもにこやかで、編み物のことを色々と私に教えてくれました。「これが出来たらあなたにプレゼントしようか?」と、目を輝かせながら言ったAさんの言葉は今でも忘れません。
編み物をはじめてから、さらにリハビリに積極的になり、無事自宅退院することが出来ました。
「作業」にはその人とまわりの人を元気にする特別な力があることを教えていただいた事例でした。いわき湯本病院、作業療法士として、患者さんの心身の健康を支えると共に、その人の作業を大切にしながら、日々精進してまいります。