私は今年度4月から、いわき湯本病院で仕事をさせていただいております。以前急性期病院に勤務し、勤続19年目に認定看護師の資格を取得し、その後皮膚・排泄ケア認定看護師として活動をしてきました。縁があって湯本病院にお世話になっておりますが、いわき市の中でも身体抑制ゼロの病院として有名でしたので、どのようにしているのだろうという思いで初日は出勤しました。勤務して病院の中で抑制という概念がないことに気が付きました。さらに、数年前から取り組んでいる褥瘡の予防・改善対策も積極的に行っていました。毎朝「褥瘡発生ゼロ、毎日の清拭時には全身チェック」を唱和し全員が意識を高めています。そして、毎日褥瘡処置を各病棟看護師と共に行い２ヶ月が過ぎました。各病棟でスキンケアや体位変換、処置方法のアドバイスをすると、皆さんは真摯に受け止め実践し、訪室すると各階の看護師たちが自分から状態を報告してくれます。私の持っている知識が湯本病院の中で役に立っていると思う瞬間です。今後もスタッフの方たちと手を取りながら進んでいきたいと思っています。