仕事のやりがい

Vol.0962023.05
「入退院支援にかかわって」
職種:
看護師
勤続年数:
7年

私は看護学校卒業後、東京の病院で勤務をしていました。その後7年前に実家のあるいわき市に戻り、いわき湯本病院に就職しました。以前から希望していた療養病棟への配属となり、患者さん一人一人と向き合いながら関わらせていただいていました。

その中でKOMIケア研修を受講する機会があり、患者さんが患者さんらしく生活することとは、と深く考えながら仕事をしている自分に新たな一面を見出したような深い感動を覚えました。主任という役職を拝命し、私はその責任を重く受け止め看護師長をサポートし、実践のリーダーとして働く日々が生きがいのように感じて仕事をしていました。

1年前に入退院支援専従の看護師として業務を行うようになり、はじめは不安でいっぱいでしたが多くのことを学びました。病棟で患者さんの退院支援を行ってきましたが、いかに自身の知識や技術が不足していたかが分かりました。患者さんの退院というのは、その人の生活そのものであり、今まで大切にしてきたものを守りつつ、今後の生活をどのようにしていけばよいのかを考えていくことが重要であることを再認識することが出来ました。

今年度も「親身な対応」をテーマに毎日患者さんと向き合っています。退院される患者さんやそのご家族から「あなたに相談できて良かった」、「あなたと話せてよかった」と言っていただいた時、この仕事に大きなやりがいを感じます。

今後もいろいろな患者さん、そしてそのご家族に持てる技術と知識で真摯に向き合って経験を積み、さらに良い退院支援がおこなえるよう研鑽していこうと思います。