湯本病院に入職して26年になる。昨年は、看護研究を全国で発表することができ、看護師として大きな自信につながった。コロナ禍であり、面会制限中の患者さんとご家族の関わりについての研究を行った。面会が出来ない家族に対して、自分に何ができるか、何をしたら喜ばれるだろうか、信頼関係を築くには何をしたら良いかを考える機会となった。面会できないご家族に、タブレット使用して、日常生活の一部を動画撮影したものを見てい頂いた。動画を見たご家族から、感謝の気持ちを表す言葉を頂いた時に、不安のある患者さんとご家族の架け橋になれたのではないか、と感じることが出来た。また、中堅看護師として、新人スタッフの育成にも取り組んでいる。業務指導だけでなく、困りごとや悩み事はないかを常に気をかけ、職場に慣れるよう声掛けを心がけている。

看護研究や新人教育など、責任ある業務を行う事で、やりがいを感じることが出来ている。健育会は、学びの場を多く与えてくださり、働きやすい職場である。これからも看護師を続けていくうえで、常に患者さんとご家族の気持ちに寄り添い、親身な対応を心がけていきたいと思う。