私は主任として外来の責任者を拝命し、日々の業務を行う中でその責任の重みを感じながら業務にあたっています。

ここ数年でコロナ禍のこともあり、外来を取り巻く環境や状況が大きく変化してきました。

今では定着した発熱外来も、当初は自身の感染するのではないかという緊張と不安の中で検体採取を行っていました。そこで、感染症についての学びやマニュアルの読み合わせを実施しスタッフ一丸となって取り組んだことで、危機管理についての学びにもなり、安心して業務を行うことができました。昨年は、外来の予約制導入、常勤医師の退職による医師の変更が生じ、患者さん、ご家族は不安が大きかったと思います。その不安を軽減する為、患者さんに寄り添い、時間をかけて説明を行い理解を得ることで徐々に予約制が浸透して来ました。私も不安がありましたが、外来予約制となったことで事前に情報収集を行い、受診時の短い時間の中でも親身な対応ができるようになり、患者さんにより近づいた関わりが持てるようになりました。外来スタッフで取り組み実践していく中で、少しでも患者さんにかかる負担が軽減し安心して通院して下さっているというお声を頂くたびに『やってきて良かった』と達成感が得られ、やりがいを感じます。これからも地域の皆様の心のオアシスになれるよう外来責任者として全うします。